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BUSINESS
事業内容
森に3つの変革を。
「脱炭素」や「ネイチャーポジティブ」
といった言葉が普及し、
企業もその社会的責任を問われるなかで、
林業は注目されている産業のひとつです。
青葉組はその林業に、3 つの変化を起こします。
森づくりを変える
造林・育林事業者を「自然資本のつくり手」にする。
これまでは、杉やヒノキといった成長の早い樹種が造林・育林の主な対象でした。それは林業が木材の生産を目的としているからです。 青葉組は、木材をつくるための森はもちろん、広葉樹の森や、スキー場など事業利用跡地の整備、里山の整備、草地の維持などその対象を広げます。 植林をしたり、あえて植林せずに自然に生えているものを活かしたり、多様な手法を選ぶことで、造林・育林従事者を「自然資本のつくり手」にします。
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植えずに森にする
低コストで自然に近い森に戻す場合、植林せずに自然に生えてくる樹木を利用し森を再生できないか検討します。青葉組では、目標とする森の姿に合わせて、自然に発芽した樹木を積極的に残しています。例えば、スギ林では、スギの萌芽を刈り取らずに残し、広葉樹林に誘導する場合は、広葉樹の萌芽を残すよう努めています。樹木の新芽の見分けは非常に難しく、日々の失敗と学びを通じて取り組んでいます。
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草地や湿地をつくる
日本の草地は過去100年で90%減少し、多くの草地性生物が絶滅の危機に瀕しています。かつて草地は堆肥などの採取源であり生物の生息地でしたが、近代化により利用が減少し、植林や放置で激減。結果、草地の生態系が大きく損なわれました。青葉組は森づくりと共に草地保全にも注力します。閉鎖したスキー場の森林再生業務では、一定期間草地として維持する方法を採用。草地や湿地は重要な自然資本であり、今後も積極的に創出と維持に取り組みます。
自然資本が棄損される前に手を入れる。
造林・育林事業者を単なる林業作業員から自然資本のつくり手へと役割を変えていく。その背景には、伐採後や植林後に何十年も放置されてしまう森林が増えている事実があります。一度放置されてしまうと、土砂災害の増加や、花粉症の増加、炭素の吸収量減少や水源涵養機能の低下などさまざまな影響を及ぼします。そうなる前に、私たちは森を保全し、自然資本を守りたいのです。
伐採後放置
植林後放置
事業利用後放置
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生物多様性
の損失 -
土砂・流木
災害の増加 -
水源涵養機能
の低下 -
炭素吸収源
活用不足 -
花粉症
の増加
青葉組の主な森づくりの流れ
実際には一部の作業を請け負ったり、所有者様の意向に合わせて森をつくるケースも多いのですが、ここでは自社で設計することができる場合の例としてご紹介します。
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1対象地のデータを集める
ドローンを使って、作業エリアの面積や地形の測定を行います。沢があるのか、伐採時の残材量などもこのとき把握します。最近では、生物多様性のビッグデータを活用したり、現地調査に地元研究者の方に同行頂くこともありますが、別の視点からアドバイス頂くことで思ってもみなかった発見があります。
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2植生や生物を調査をする
例えば、頭上を見上げてどんな樹木が何割空を覆っているかなど、現場内外の自然植生や生物の痕跡を調査します。シカやウサギによる食害の程度も確認します。過去にその場所にどんな樹木が育っていたのかも調べます。この段階で、山の将来像について構想を練り始めます。
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3山の目標と計画を決める
場所にもよりますが、30年~100年後の理想的な山の姿を描き、そこから逆算して作業計画を立案します。特に最初の5年間の森づくりが、その後の成長を大きく左右します。時には一部の伐採を控えて樹木を残したり、自然に萌芽した樹木を活かしたりするなど、創造性を発揮することが重要です。
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1苗木を育てる
安定的に苗木を確保するため、スギなどの針葉樹とナラやクルミなど様々な広葉樹を自社で育てています。特に広葉樹は地元の山で取った種を育て苗にして山に植えています。遺伝子の多様性を守るためには、地元産にこだわることがとても重要です。
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2植える
伐採跡地では伐採時に発生した枝などが現場に散乱しているので、それらを整理してから植林します。このとき、シカなどの食害がひどいところでは、植栽範囲を囲うように防護柵を立てたり、一本ごとに防護用のネットやチューブを被せて食害から苗を守ります。
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3育てる
木は植えただけでは十分に育たないため、3~8年間ほど毎年初夏から秋にかけて草やツタを刈る作業を行います。その後、成長度合いを見ながら間伐などを実施し、目標に近づけていきます。この過程で、自然に萌芽した木があれば、それらを残すこともあります。現場での観察が大事なんです。
一生懸命工夫して作業しても、思い通りにならないことがあります。自然が相手なので、考えてみれば当然のことです。大雨や猛暑が続いて、植えた木が枯れてしまうこともあります。そこで、育てた森が計画通りになったかを振り返ります。必要に応じて追加の植栽をしたり、目標とする森の方針を見直したりすることもあります。大切なのは、定期的に現場の状況を観察し、判断することです。
働きかたを変える
植林・育林に特化し、柔軟な働きかたへ。
伐採は行わず、植林育林に特化することで、旧態依然とした働きかたから柔軟な働きかたへ。
人材不足の育林業界で、やる気あふれるメンバーが集まっています。
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週休2日
3勤1休
3日働いて1日休む
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月給制
日給月払い
いつでも休みやすく
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8時間/日
6時間/日
実働は4.5時間(1.5時間休憩)
テクノロジーの活用で、だれでもできる仕事にする。
ドローンや新しいツール、システムを活用することで、作業を効率化。
体力などに依存せず、だれでもできる仕事に変え、多様な人たちが関与できる仕事へと変えていきます。
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資材運搬ドローン
- 25キロ相当の荷物を数分で数百メートルを運搬。
一日で1トン以上運べる。青葉組でも2台保有。 - 運搬のための道が不要なので、山を傷めずに苗木などの資材を運搬可能
- 重い荷物を筋肉不要で持ち運べるので、腰などを傷める不安もなく、
造林業が筋肉なくてもできる仕事になったという意味で革命的。
- 25キロ相当の荷物を数分で数百メートルを運搬。
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山猫車
- 「猫車(ねこぐるま)」は従来建設現場などで猫が通るような狭い足場で利用されてきた一輪のておし
- 資材運搬ドローンを持ち込むほどではない小さな現場などで利用。
- 軽トラなどに一人でも積み込むことができ、
ほぼすべての部品がホームセンターで入手できるので、壊れても修理が簡単。 - 不整地や斜面でも苗木を運べる装置「山猫車」が完成!
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ドローン測量
- 市販の高性能ドローンを活用し、
数百~数千枚の写真を合成することで空から森林の状態を把握可能。 - これまで人力で山の中をかき分けて数時間かけていた測量時間が、
ドローンのおかげで約1/10に。
- 市販の高性能ドローンを活用し、
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林業専用日報アプリ
- 当社の兄弟会社「株式会社百森」がつくった林業専用日報アプリ。
- 電波の届かない山の中でも記録できる。
- これのおかげで全員現場と自宅を直行直帰でき、日々の成果も記録できる。
- [林業専用日報サービスWooday]
ビジネスモデルを変える
生物多様性に配慮した森づくりなど、企業価値向上にもつながる多様な森づくりのモデルをつくる。
ネイチャーポジティブや脱炭素という言葉に注目が集まり、企業が社会的責任を問われています。
そのような状況で生物多様性に配慮した森づくりを共創し、企業価値向上につなげます。
これまで公共事業の範疇でおこなわれてきた育林・造林を、民間企業とも連携しながらおこなうことで、新たなビジネスモデルを確立します。
企業と連携し、
企業も自然資本も
成長するモデルをつくる